200316 行路票

ひたち3号

◆3月16日

0800    1231
上野    仙台(ひたち3)


1354    1505
仙台    八戸(はやぶさ23)

1515    1657
八戸    久慈(443D)


1454    1613
仙台    八戸(はやぶさ25)

1624    1817
八戸    久慈(447D)



久慈グランドホテル 泊



◆3月17日

0653    0831
久慈    宮古(106D)

0926    1134
宮古    盛岡(3636D・快速リアス)

1250    1438
盛岡    大宮(こまち22)




新白岡→盛岡 ¥13,440-
八戸→久慈     ¥1,340-
久慈→宮古   ¥1,890-
宮古→新白岡 ¥10,120-
ひたち     ¥2,900-
はやぶさ    ¥4,270-
こまち     ¥5,890-
久慈グランドH ¥6,900-

合計     ¥46,750-  


この旅のキッカケは・・・やはり常磐線の全線運転再開!
震災から9年、何度か被災地には足を踏み入れさせて頂いております。
単なる物見遊山なのだけれど、己の目で現状を見てみたい
だから何だと言われそうですが、それが本心であります。


時節柄・・・時期をずらそうかとも思っていたのですが
滅多に誘わない母親にこの件を話したら、『行きたい』との返事。
じゃ、連れて行ってやろうと言うコトで・・・5年ぶりですね(汗
行路票を見ての通り、あたしの引いたスジにしてはかなり穏やか←
しかしながら、今回くらいトピックに溢れた旅は初めてです(汗


●上野駅、えきねっと予約した座席を無許可放流
●大津港信号機故障による大幅遅延
●はやぶさ車内、寝過ごし未遂の上キップ紛失
●宮古駅みどりの窓口、マルス券誤発行
●大宮駅、イカれたご婦人が大発狂


順にご説明させて頂きます(笑




まずはキップを買わないと旅が始まらないので、上野駅ラッチ内の
みどりの窓口へ直行、マージンを取るべくひたち発車の40分前に到着。
ひたちの特急券だけは、えきねっとで事前予約済
後の景色を考えて、海側のA/B席を押さえてありました。


駅員氏には少々面倒なオーダーを出しました。

新白岡→(東北)→上野→(常磐)→岩沼→(東北)→仙台→(新幹)→八戸
→(八戸)→久慈→(三陸)→宮古→(山田)→盛岡

しかも大人1枚と、大休30*11枚
厄介ではありますが、ルートがコレなので致し方ありません。
13,440円だったかな、アルファベットのPの字のイメージで買ってますw


ココで最初のトラブル発生
同伴者が大休30と見るや、えきねっとの正規運賃よりも特急券が安くなるので
あたしの予約を勝手に取り消ししてしまったんですね。
善意なのは判るけれど、あたしは『いや、高くてもそのままで』とオーダーしたのに。
その間に窓側席は完売、通路を挟んだB/C席しか空いていなかったと・・・。

『途中で絶対窓際席が空くので、それまでご辛抱下さい』とは駅員氏の弁

オトナの対応をしておきました(笑


そうこうしているウチに、時計の針は発車前10分を切っており
駅弁とビールでも買ってゆっくり・・・なんて余裕は無くなりました。






乗車率はなかなか、あたしの隣のD席は土浦で一旦空いたのだけれど
すぐさま別の客人が乗車・・・空席が目立つようになったのはいわき以北でした。





ココであたし一生の不覚、痛恨のミス・・・。
二戸を出発して、次の八戸まで10分と言うタイミングで寝堕ちorz
西村菜那子さんのshowroomをスマホで見ていました←
気づいた次点で列車は八戸駅に停車中、一瞬下車を諦めかけましたが
何とか荷物をまとめて飛び降りたモノの、車内にキップを忘れてきました(号泣

電車乗りにとって、命の次に大切なのがキップ。
生まれてこの方、キップを無くした経験なんてほぼありません。
くじけそうになりましたが、次の乗り継ぎまでインターバルは11分(汗
新幹線改札の駅員氏は、事情を聞き入れて下さり券無しでの通過容認(多謝
在来線改札(青い森鉄道)では、時間を察して乗車証明書での対応。
この辺り、殺伐とした都会の駅と違って対応に人間味がありますよね・・・。



ギリギリ久慈行の列車に乗り、改めて荷物をすべてひっくり返して確認しましたが
やはりキップは出てこない、忘れてきた自覚があるのだから当然ですが・・・。
呼応する様に、天気の良かった仙台までとは打って変わって
冬の太平洋は大荒れ、大粒の雪が降りしきっておりました。



晩飯は当然、魚一択!
全くの飛び込みで入った鮨屋さん、時期的に良い魚が無いとのコトでしたが
バカ舌のあたし如きを満足させてくれるレベルのモノは提供して下さいました。
正直、ちょっとだけ高かったかな・・・と言う印象はありますが。。。




翌朝は一転して良い天気!
ココも震災で大きな被害を受けた、三陸鉄道の旧北リアス線区間に乗車。
朝の7時~8時台と言えば、首都圏ではまさにラッシュアワーだと思うのですが
この列車に久慈から乗車したのは3名、うち1名は2駅目くらいで下車。
つまり、走行区間の過半が我々親子の貸切状態なのでした(汗
2人しか乗っていないから・・・いや、2人だからこそなのかも知れませんが
絶景を臨める橋梁区間では、最徐行でその景色を堪能させて下さいました。






宮古~釜石間を三陸鉄道に移管して以降、山田町を通らない山田線になっていますが
JR東管内でもとびっきりの閑散線区、乗車してみるとその理由が少し見えて来ました。
宮古⇔盛岡間の往来は、相当数ある様ですが
その大半が利用するのが、並走する106急行バス。
こちらは朝の5時から19時まで、ほぼ1時間ヘッドで運行されています。
対する山田線はご覧の通り、そりゃ全く勝ち目がありませんね。
所要時間は快速リアスだと少しだけバスより早い、そして運賃は90円JRの方が安い。
と言うワケで、この快速リアス号に関しては15名程度の利用がありました。

沿線は・・・ほぼほぼ森林、線形が悪く平均45km/hくらいで進んで行きます。
およそ人影のない、ケータイの電波も通じない様な区間が大半。
ライバルのバスが走る国道106号が常に並走、こちらは急ピッチで高規格化が進行中。
この感じは・・・三江線で見た景色とよく似ていると思います。





老人を同伴しているので、盛岡から先はムリをせず
このあたしが、お日様の出ている時間に帰途に着くとか奇跡的(笑
そしてその盛岡駅でもアクシデント←

宮古駅で購入したキップ、経由が山田・東北と記載されていました。
無論、オーダーは『盛岡から新幹線で大宮、そこから東北線』と念押ししましたが
至って単純な発券ミス、うすうす感づいてはおりましたが
盛岡駅の新幹線改札を通過できず、これまた有人改札で事情を説明

『あぁ~、宮古じゃ仕方がないねぇ』とは駅員氏のつぶやき(笑

新幹線の乗車時間が迫っていたので、またしても下車時精算の憂き目に。。。
大宮駅では、何やら雄たけびを上げまくっているご婦人←を尻目に
宮古発行のキップを一度戻して、正規ルートで再度切り直し



1枚のキップが2枚に化けました(笑


とまぁ・・・わずか1泊2日の間に、ココまで色々起きたのは初めての経験。
我々の様な人種は、基本的に1キロでも長くキップを買おうとするので
ソレを失くすと言うのは命取り、今回の損失はおそらく6K程度かと思います。
貴重な経験をしました(汗

*1:おとなの休日倶楽部会員・JR東日本管内の運賃が3割引