ミュ―ジカルコメディ『セレブ気取り』3月14日公演(マチネ)
at 築地ブディストホール(13:00〜14:30)
http://www.punplanning.jp/?p=2148
カンフェティ予約→C列6番
●原作
モリエ―ル
●翻案・脚本・演出
是枝正彦
●キャスト
オハツ =渡辺梓
オウメ =大野ひとみ
オクマ =行天優莉奈
オトラ =林亜佑美
ゴルジュビス =赤塚真人
ヤッキーナ =一谷伸江
マスカリーユ =柏木佑太
ナイスイトウ =渡辺英雄
クレゾールトト =萬浪大輔
居留守川 =河野安郎
ハック =鹿野始士
コー =北出寛
ダーク =松井友作
シンシン =本山功康
クスケ =サムライ長次郎
モスケ/彫刻の男=野崎啗徹
チントンシャン =高沢ふうこ
司会者 =外山大悟
ダンサー
浅井真弥/小林あずみ/緒方七美/Be→/川畑梨瑚
●あらすじ
成金のケチ、ゴルジュビスの悩みは妻に先立たれてから 男手一つで育ててきた年頃のアホ娘4人。 自分達はセレブだと思い込んでいるから、オヤジの財布の状態などお構いなしに 下らない物に金を使いまくる。 ゴルジュビスはそんなアホ娘達を早く嫁がせて楽になりたいと思っているが、 当然結婚相手もセレブの男でないと駄目とばかり普通の男達は歯牙にもかけない。 そんな時、セレブ中のセレブと自称する4人組みの男達が現れた事から起きる大騒動! 現代のマスコミに簡単に踊らされる軽佻浮薄な風潮への強烈な風刺喜劇。
行天ちゃん、3度目の舞台出演はまたしてもブディストホール。
客席と舞台のサイズ感が心地よくて、とても良い劇場だと思います。
長時間座っているとお尻が痛くなる、あのシートだけはちょっと残念ですが。
かつて・・・。
『女優として、お誕生日の当日は劇場で出演者やスタッフに祝ってもらうのが夢』
そう語り倒した、女優(?)兼マルチタレント←がいた様な気がしますが(笑
茶化すワケではなくて、この世界に生きると言うコトはそういうコトですよね。。。
改めて、19歳のお誕生日おめでとうございます!
そんなお誕生日当日が初演となった、この『セレブ気取り』と言う舞台。
脚本・演出を担当された是枝正彦さん、実は行天ちゃんとは2度目のお仕事。
彼女の初舞台となった『我が輩は狸である-イメージプレイ版-』も氏の作品。
更に言うと、今回二女役を演じた大野ひとみさんとも2度目の共演。
以前に比したら、多少はリラックスして舞台に挑めたのではないでしょうか?
正直なハナシ・・・話のスジは過去イチバン駄作だと思いました。
ストーリーの端々にギャグが挟んであるのですが、ソレがいちいち滑るんですよ。
中身はライトながら、いらない下ネタに逃げているのもいただけない・・・。
オチのパイ投げもいらないかな、そんなトリッキーな仕掛けじゃなくても
十分に伝わるだけの演者だと思うんですよね・・・。
推し贔屓ではありませんが・・・。
行天ちゃんの演技は良かったと思います!
前日まで声の調子が最悪だった様子ですが、本番はちゃんと間に合わせていました。
100点とは言い難かったけれど、ちゃんと伝わるだけの声量を確保していました。
喜怒哀楽の出し方は割と上手だよね、プロの役者さんみたいな迫力は無いけれど
逆に・・・とてもナチュラルな演技で、あたしには見やすいと感じました。。。
今回の演出では、歌唱シーンは全てリップシンクでしたが
もしまたお呼びがかかったら、今度はバリバリ歌う演劇にチャレンジして欲しいです!
危うさはあるけれど、彼女の歌声は捨てたモンじゃないので・・・。