11月4日 所感

urano_kazumi2006-11-05



まず・・・。
端的に感想を述べるとすれば、『不満足な内容』
だったと言わざるを得ません。。。
5800円という、青年館クラスのコンサートとしては
決して安くない価格設定に、内容が追いついていない
それが率直な感想であります・・・。


劇場公演を、そのままホールに持ち込んだだけという
印象が強いのが残念でなりません。
今回初めてAKB48を観たとか、あまり劇場公演を観ていないファンであれば、
ソコソコ楽しめたのかもしれませんが・・・。
私を含め、それなりに劇場に通ったファンであれば新鮮味は限りなくゼロ。
ひとことで言えば・・・ヒネりが全く感じられない。
Party〜会いたかった、このあたりの流れは妥当だと思いますが
それ以降は、単にユニットものを羅列しただけ。。。


ツアーパンフで、秋元センセイが述べている


AKB48プロジェクトは、失敗の連続である』(中略)
『開き直るわけではなく、僕は、それがAKB48の最大の魅力だと思う。』


このコトバに嘘は無いと信じているし、私自身、過去に劇場で起きた数多くのトラブルを
楽しんで来たフシがあります。。。


それは・・・攻めの姿勢が災いしたトラブルであったから。。。
メンバーもスタッフも、一生懸命ファンを楽しませようとして・・・その上で
起こったトラブルならば、それをも含めて楽しまなければ粋じゃないと思ってます。
トラブルが起きる度、戸賀崎支配人自ら劇場内を走り回る姿は
頼もしくもあり、失礼ながら親近感を覚えたりもしました。


が・・・しかし
今回のコンサートに、そういった攻めの姿勢は感じられませんでした。


『今のAKB48にとって、ホールコンサートをやるコト事態がサプライズ』
とでも言うのならば、黙って溜飲を下げますが・・・。
もし、アドミニストレイション側がホントにそう思っているのなら、このプロジェクトに
未来は感じられません・・・。


今回、最も欠けていたと思うのは・・・『共有と共感』だと思います。
メンバーとファンが、せっかく同じ時間を共有出来たのだから
その思い出を、共感できる仕掛けが必要だったのではないでしょうか?


その仕掛けとは・・・?


例えば、36人でのラインダンス的なモノでもいいでしょう・・・。
何か、寸劇チックなモノでもイイかもしれません・・・。
もし、時間的理由でメンバーに負荷が掛りすぎると言うのなら別の方法もあります。


これは、2003年にdreamが青年館で実際に行ったサプライズですが・・・。
Ecの最後・・・『Heart on wave』と言うミディアムテンポの楽曲で、
スタッフの号令を受けたファンが客席から一斉にdreamのマークを掲げると言う
企画がありました。


もちろん・・・その瞬間にメンバーは大号泣。。。
最後の最後で、感動的なシーンを作るコトが出来ました・・・。
ファンだって、使い方によっては小道具になるんです!!
サプライズの成功に一枚噛んだコトで、より大きな感動を共有出来るんです。



以上、思いを書きなぐった感じなので、乱文をどうぞお許し下さい。
36人ものメンバーを束ねて、劇場公演と平行して準備を進めてきたコトに対しては
その苦労をお察しすべきだとは思っております・・・。


あえて苦言を呈するようなカタチを取ったのは、それでもAKB48
これからも応援して行きたい・・・メンバーの成長を見守りたい
そう思わせるのは・・・メンバーのひたむきな努力と、それを支える
スタッフさんの愛情が感じられるから。。。


末筆になりますが・・・このコンサートを全否定する気は更々ありません。
ステージをところ狭しと駆け回るメンバー・・・これは劇場では絶対に見られないシーン。
ユニットシャッフルも、納得できない配役が多々ありましたが
チャレンジは評価出来ます・・・。


オープニングの柱は・・・ベタでしたね(笑