お互いを認め合うと言うコト・・・。

urano_kazumi2009-04-26




これは・・・世界最高峰の自動車レースと呼ばれる
F1グランプリ』でのおハナシであります。。。


1980年代後半〜90年代前半
F1を代表するドライバーと言えば、間違いなくこの2人。
“アラン プロストアイルトン セナ”
その実力を認め合っているからこそ、お互い相容れるコトが出来ず
同じチームの所属ながら、全く口もきかない険悪な関係に。。。
89年・90年・・・2年連続、チャンピオン決戦の地鈴鹿に於いて
決して見たくなかったクラッシュを演じたのはあまりにも有名な出来事。


後に・・・。
セナは1994年5月1日イタリア・イモラの地にて天昇してしまいますが
その葬儀の場で棺を担いだ一人が、他でもないプロスト


奇しくも、前年にドライバーを引退したプロスト
このグランプリウィークをテレビ解説者として迎えていました。
それを知ったセナは・・・プロストに対してこう語りかけました


『親愛なるアラン、元気かい? 君がいなくて寂しいよ』


結果として・・・これがセナがプロストに残した最後のコトバとなりました。



それまで、プロストに勝つ為だけにレースをしていたと言っても過言で無いセナ。
この最後のコトバには、お互いを認め合ったが故の想いを感じます。。。


当時・・・日本人のF1ファンは、圧倒的にセナびいき。
時折見せる線の細さと、相反する熱く美しいドライビングテクニック
そして、セナ自身が日本通であったコトも要因のヒトツに。


そんな中、実はあたしはプロストのファンでした
その理由は本旨と外れるので書きませんが。。。
つまり・・・プロストファンのあたしにとって、セナの存在は
敵以外の何物でも無かったワケですが・・・。


今、時を超えて・・・。
この2人の天才が、同じ舞台で切磋琢磨しあう姿に出逢えたコトを
奇跡のように感じます。。。



駆け抜けていった時間・・・それは永遠



合掌