誰かのために

urano_kazumi2012-03-11



2011年3月11日 14時46分
その時、私は停車中のクルマの中におりました。
防災無線のスピーカーから、突如聞こえたチャイム音


『ん・・・? この音はなんだっけ?』


それが緊急地震速報の発報音であると気づいたのとほぼ同時に
突如襲ってきた、今までに経験したことの無い大きな揺れ・・・。
停車していた場所が、たまたま中学校の裏側を走る道路上で
やがて校内のプールから“ザーッ!!”と音を立てて流れ出す大量の水
反対側に目をやると、水路を流れる水があり得ない波を作っていて
あの瞬間の光景は、今でも鮮明に記憶しております。



あれから一年・・・。



本日、3月11日の14時46分
私は会社のショールームにおいてその瞬間を迎えました。
上司の号令のもと、その時間ご来場下さっていたお客様と全従業員で
黙祷をさせて頂きました・・・。


それまで、特段の感情はなかったのですが
目を閉じて祈りを捧げている瞬間、込みあげて来るモノを感じました。



『私に何が出来るのだろう・・・。』



今、あらためて自分に問うています。
特別な何かは出来ずとも、日々を精一杯生きるコト
与えられた職責を全うして、そして今があるコトへの感謝を忘れない。
被災された方には申し訳なく思いますが、首都圏で生活している人間としては
この間に起きた出来事を、いつか訪れる可能性のある有事に対して
教訓として生かして行くべきなのだと、想いを新たにした次第であります。



末筆ながら、犠牲になった方に衷心より哀悼の意を表します。。。



2012.3.11 メトロポリス@拝