惜別、バブル期を彩った麗婦人たち・・・。

urano_kazumi2012-03-16

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120316/t10013767051000.html
http://300.jr-central.co.jp/
http://www.odakyu.jp/lastrunning/


本日、麗しき車体を持つ4形式の特急型車両が一斉に引退。
その模様が各ニュースでも取り上げられる位・・・。
鉄道ファンにとどまらず、多くの人々がその別れを惜しみました。




山陽新幹線100系(1985年就役)


東海道・山陽新幹線300系(1990年就役)


小田急10000型HiSE車(1987年就役)


小田急20000型RSE車(1991年デビュー)



“流し目新幹線”と呼ばれた100系、同じく“鉄仮面”300系
この2形式・・・同じ新幹線型車両でありながら、構造的には全くの別物
極めて雑な説明をするなら100系クラシックカー300系に関しては現行のN700系
基本的な造りを同じくする現代の車両なのであります。。。


新幹線初のダブルデッカー、その中には食堂車と個室を含むグリーン席
後にも先にも、個室グリーン席を持った新幹線はこの100系だけ。
それだけでも、バブル期の繁栄ぶりをうかがうコトが出来ます・・・。
0系後期車両に見られた『集団見合型』と呼ばれる、車両の半分の座席が
進行方向の逆向きで固定されたモノとは異なり、ちゃんと3列席も回転させられる
それだけでも大幅に快適性が向上したコトを、今でも良く覚えております。


300系・・・初代のぞみ型
意外なコトに、これがなかなか乗車機会に恵まれず
昨年冬に名古屋へ向かう折、わざわざこの車両目当てで乗車したのが最初で最後
最高速度270km/h達成の為に極限まで軽量化が図られており
そのしわ寄せが座席にも表れていると聞きましたが・・・至って快適でした(笑
特徴的なノーズのデザイン、正直700シリーズよりこちらの方がスキです♪



小田急の2形式に関しては、残念ながら一度も乗車する機会がなく
いつの日か・・・と考えているうちに、本日の引退を迎えてしまいました。
特にHiSE車に関して言えば、更に旧式のLSE車が現役で走っているのに
このタイミングでの引退は、いささか惜しい気も致します。。。
一説によればウリであったハイデッカー構造が災いして、バリアフリー化が困難ゆえの
早期淘汰であるとも聞いております。


小田急ロマンスカーと言えば、我らがw東武鉄道スペーシアと双璧をなす
私鉄有料特急の雄とも言うべき存在・・・。
事実、車内に供食設備を持つのはこの2社だけなのですから。