本日のおでかけ

urano_kazumi2013-06-03




このブログでは何度も書いていますが、あたしは電車に乗るのが大好き。
そして・・・旅行も好きなのですが、意外なコトに北の方角にはあまり縁がなく
実は仙台以北に足を踏み入れたコトが無かったのです・・・。


せっかくの連休・・・と言っても、平日のわずか2連休ですが
何かしようと考えはじめたのはわずか3日前←
幸か不幸か、先月も利用したエアアジアがプロモーション期間に入っていて
新千歳〜成田間のフライト、なんと5,780円と言う魅力的なプライス。。。
じゃ、札幌にでも行ってみるかと肉付けしていった結果がこの行路
結果的に12時間近く列車に乗りっ放しと言う、実にあたしらしい内容になりましたw



●行路票

0758    1108
大宮    新青森(はやて23・E5系)

1134    1344
新青森   函館 (スーパー白鳥15・789系)

1518    1835
函館    札幌 (スーパー北斗13・キハ281系)


札幌 泊

当初思い浮かんだアイデアは、最新のE6系スーパーこまちに乗車して
秋田経由で青森に向かおうとしたのですが、時刻表でダイヤを紐解いてみると
最速で札幌到着が21時前、乗りたい列車を選ぶと23時になってしまいますorz
いくら列車に乗るのが目的とは言え、それでは旅の醍醐味を全く味わえません・・・。


と言うワケで、白羽の矢を立てたのはストレートに青森へ向かうプラン
もちろん、ソコに何のトピックも入れないのはあたしのプライドが許さないw
と言うワケで・・・。



●大宮〜新青森(はやて23号・JR東日本E5系 10号車1番A席)
判るヒトには判る、E5系の10号車
そうです・・・清水の舞台からぴょん!
一生に一度の贅沢とばかり、グランクラスに乗車して参りました。


平日の朝早い時間と言うコトもあるし、ぶっちゃけ初期のブームは去ったのでしょうか?
わずか16席の客室に、あたしを含めて乗客は4人だけ
しかもそのうち3名は仙台で下車してしまった為、行程の半分は完全な貸切状態でしたw


着席後すぐにアテンダントが登場、飲み物と軽食を聞いてくれます。
あたしは迷わず和食とビールをオーダー、この費用は料金に含まれています。
紙製では無いホンモノのおしぼりとともに、専用のグラスつきでプレミアムモルツが出てくるのは余裕の証
もちろんドリンクのおかわりは何度でも聞いてくれます。
供食は小さ目の弁当、おかきの入った小袋と青森りんごの入ったパウンドケーキをひとつづつ。
この弁当の量が少ないと話題になりましたが、例えるならば“女子高生のお弁当レベル”(笑
ビールを飲みながら食べる朝食としては、あたしには十分だと感じられました。


グランクラス専属のアテンダントは2名、前述の通り乗客はあたしヒトリですから
何か頼んでも、そのレスポンスは相当早いです・・・。
コーヒーを頼むと・・・『淹れ立てをお持ちします』と、そのあたりの配慮はぬかりありません。
グランクラスのマークが入った、専用のカップで飲むコーヒーはそれなりの味でありました。


肝心な座席の座り心地は申し分ありません。
3時間10分の乗車時間を、キモチよく過ごすコトが出来ました。


以上のホスピタリティで、その差額はグリーン料金プラス5,000円
高いと取るか妥当と取るか、それはそれぞれだと思いますが・・・。
個人的な感想を言うなら・・・一度経験すれば十分な気がします(笑
隣人を気にせず、静寂の空間を得るなら通常のロザで十分なワケですから
その先の部分は、あたしにとってはギミックでしかありませんでした。


まぁ、それもこれもあたしにとって分不相応であるコトが最大の理由なのでしょうが・・・。




新青森〜函館(スーパー白鳥15号・JR北海道789系 1号車4番D席)
乗り継ぎ割引のおかげで、特急料金は指定席分も含めわずか990円
もちろん本来の身分に相応しい、ハザでありますw
この車両の1号車は半室グリーン車になっていて、あたしの席の壁一枚向こうがソレ
でも・・・負け惜しみじゃなくて、何の不都合もありませんでしたw
と言うのも、この車両だけがロザと同じく電源コンセント付の座席でありまして
正味なハナシ、その装備だけあれば他は何もいらないんですよね。。。


初めての青函トンネル・・・そりゃやっぱりワクワクします♪


『海の中を電車が走る!』


南野陽子さんの歌の歌詞ではありませんが、なんとも言えない感慨を感じますよね。
今もって交通機関用のトンネルとしては世界最長の53.85㎞、その通過時間はわずか20分あまり。
ちょうどワゴンが廻って来たので、スジャータのアイスクリームを食べながら堪能させて頂きました。


ちなみに北海道新幹線の工事は、すでに佳境を迎えているようでして
一部区間では既に3本目のレールも敷設されておりました。




●函館〜札幌(スーパー北斗13号・JR北海道キハ281系 3号車2番A席)
前述した『乗りたい列車』がコレ!
基幹路線である札幌〜函館間は、ほぼ1時間ヘッドで特急列車が走っておりますが
その全てが281系を使ったスーパー北斗では無いんですね。
別に到達時間云々はどうでも良いのですが、どうせ乗車するならJR北海道ご自慢の281系を選びたい。
実はこれでも列車1本見送っているのですが、ソコはちょうど良い昼食休憩の時間になりましたw


この区間、最初はハザで行こうと思っていたのですが
いざ予約を取ろうとしたら、意外なコトに結構な乗車率でビックリ。
その理由は修学旅行生が同乗していたから、そんな季節なんですね・・・。
なんでも札幌市内の中学校で、彼らは新札幌で下車して行きました。


そんなこんなで本日2度目の散財、ロザを選んでしまいました。
差額4,000円・・・3時間を超える長丁場、見知らぬ隣人がいるハザはあまりにツラいので仕方がありません。


初めての北海道・・・初めての函館本線、そして室蘭本線
さすがだと思ったのは、1時間たっても2時間たっても基本的な景色が変わらないコトw
進行方向の下手が山・上手が海と言う状態が延々と続きます。。。
いくらあたしが電車好きとは言え、そんなロケーションでは眠気が襲って来ます。
快適なシートに身を預け、コマツディーゼルエンジンの軽やかなサウンドを子守唄にしばしの惰眠。。。
気動車特急としては最高速の部類である130km/hで、振り子車両はその身を揺らしながら北の大地を進んで行きます。




ほぼ定刻の18:30過ぎに札幌到着・・・。
時はまさにラッシュアワーの真っただ中、まずはホテルで一息つこうと
これまた初体験の市営地下鉄、うわさのゴムタイヤ電車に乗ってすすきのを目指すのでありました



〜つづく〜