振り子三昧
●行路票
◆8日 2320 0600 東京 名古屋(ドリームなごや3号) ◆9日 0620 0756 名古屋 岡山 (のぞみ95号) 0905 1138 岡山 松江 (やくも5号) 1223 1256 松江 米子 (アクアライナー) 1309 1356 米子 倉吉 (とっとりライナー) 1425 1718 倉吉 大阪 (スーパーはくと10号) ◆10日 0839 1056 京都 東京 (のぞみ306号) ドリームなごや \6,760- のぞみ \3,930- やくも \4,910-(ロザ) 名古屋→松江 \8,750- 松江→大阪 \6,050- スーパーはくと \3,000- のぞみ \4,820- 京都→大宮 \8,750-
前日の記事にも残しましたが・・・。
48Gヲタクとして、着地点を劇場にしたかったのは悲しい性(笑
今回の旅の本旨は、岡山からやくも5号に乗るコトにありました。。。
少し鉄道をかじった方ならお判りだと存じますが
やくもに使用されている381系電車と言えば、国鉄時代に製作された日本初の振り子式車両。
今でこそ日本各地で制御付の振り子車両が大活躍ですが、当時は孤高の存在でありました。
中央西線で“しなの”・紀勢本線では“くろしお”として運用されておりましたが
先頃くろしお運用から離脱、現在定期運用があるのは伯備線・山陰線を走るこのやくもだけ。
自身未経験の車両でしたので・・・是非とも体感したいと思っておりました。
スーパーはくとと並び、陰陽連絡のエース格であるこの列車。
1日15往復と本数は多いモノの、先頭車にパノラマ型車両を備える編成はおよそ半数。
振り子車両を堪能する醍醐味と言えば、豪快にハングオン状態でカーブに進入する際の絶景であって
ソレは前面展望が無いと感じられないのです・・・。
そんなワケで、時刻表とにらめっこした結果がこのスケジュール。
9:00AMに岡山にいるには、東京駅で始発のぞみに乗っても間に合わない。
前日は仕事なので前のりはおろか、サンライズに乗るのも難しい。
結果・・・不本意ながら名古屋まではバス移動、名古屋で始発のぞみに乗ってこの時間なワケです。
さて・・・伯備線自体も自身初の体験。
陰陽連絡のメインルートは、聞きしに勝る急峻な山岳路線。
ソレはもう振り子車両の本領発揮、右に左にカーブをクリアしながらの車窓は迫力満点!
時期的に紅葉も見ごろで、車掌さんからもそんな車内アナウンスがありました。
本当は最前列砂被り席が良かったのですが、あいにく先客がおり2列目に・・・。
“ゆったりやくも”と名乗る、このリニューアル車両のシートは大変立派なモノなのですが
背ずりがとても高くて、前を見るのには大変不向きorz
無論、深く腰を掛けてリラックスするのには申し分ない大柄な座席なのですが(笑
ちなみに・・・この381系がデビューした当時
振り子車両独特の揺れ方が災いして、乗り物酔いしてしまう乗客が多発したらしく
一時は飛行機のように、座席背面にエチケット袋を常備していたのは有名なハナシ。。。
今もその名残なのか、この車両に関しては洗面台にソレは用意してありました。
無論・・・お世話になるコトはありませんでしたが(笑
そうこうしているうちに、辿り着いたのは島根県の松江。
本当は出雲市まで乗り通したかったのですが、おしりの時間(劇場公演)との兼ね合いでココまで。
米子では無く松江だったのは・・・あたしが島根県に一度も足を踏み入れていなかったから。。。
駅前のサウナで汗を流し、その汗がひかないウチに快速を2本乗り継いで鳥取県は倉吉。
ココからは自身3度目となる、スーパーはくとでバビューンと大阪へ。
ちなみに・・・はくとのHOT7000も振り子車両、最前の展望車両を指定したのは言うまでもありません(笑
一日で381系・HOT7000、強いて言うならN700系新幹線も傾斜装置つき。
振り子三昧の一日でありました。。。