AKB48 外山大輔『ミネルヴァよ、風を起こせ』初日公演

urano_kazumi2017-02-28

at AKB48劇場(18:30〜20:40)


二本柱の会会員枠当選→145番
13巡・下手立ち最前(旧バミュ)柱外4


●出演メンバー
市川愛美/大西桃香/大森美優/岡田奈々/岡部麟
川本紗矢/後藤萌咲/込山榛香/清水麻璃亜/谷口めぐ
中西智代梨/福岡聖菜/武藤十夢/村山彩希/舞木香純
茂木忍
●M06・バックダンサー出演
佐藤美波/鈴木くるみ/道枝咲/武藤小麟


●セットリスト

〜overture〜(新アレンジ)
	
M01 重力シンパシー	
M02 ゼロサム太陽	
M03 私たちのReason	
M04 ラベンダーフィールド	

M05 コップの中の木漏れ日(大森美・岡田奈・川本紗・込山榛・福岡聖・武藤十・村山彩) 
M06 オフショアガール   (市川愛)
M07 夢でKiss me !     (中西智)
M08 口移しのチョコレート (大西桃・舞木香・茂木忍)
M09 おしべとめしべと夜の蝶々  (岡部麟・清水麻)
M10 記憶のジレンマ   (後藤萌・谷口め・福岡聖・武藤十)

M11 不器用太陽
M12 夏の前
M13 Make noise

M14 君のために僕は…


Ec1 10年桜
Ec2 大人列車
Ec3 混ざり合うもの

Ec4 風は吹いている

秋葉原の劇場に通い始めて11年と少し・・・。
新セットリストの初演は、恐らく初めての経験であります。
ハレの席にお招き頂けたコトに対して、まずもって感謝申し上げます。
著名人公演の中でも初となる、コンポーザー監修のこのセットリスト。
先に結論を言う様ですが・・・。
ウェイティング系の公演で、これ以上のモノは今後出てこないのでは?
そう思わせる位に素晴らしい創り込みでありました!


外山氏いわく・・・。
『これで沸けなかったらヲタ卒しろよ』と言うメッセージを込めたとのコトですが(笑
純粋にあたしが感じたのは、様々な角度から飛んでくるプレッシャーを真摯に受け止めて
『誰にも文句を言わせない!』と言う覚悟で、詰めに詰めた結果がコレなのではないかと・・・。
これまで、氏がどれだけの48G楽曲をご存知であったかは判りませんが
この公演を立案するにあたって、それこそ片っ端から聴き漁ったのが容易に想像出来ます。


『記憶に残る幕の内弁当は無い』と言うのは、秋元センセイの有名なコトバですが
外山氏はその概念を見事に破り去ったと思います。
コレは完全に記憶に残る幕の内、しかも特上の幕の内弁当だとあたしは思いました。


とにもかくにも・・・すべてのバランスが絶妙!
その為には、あらゆるタブーも垣根も越えて来ました。
序盤だけで言っても、みんな大好き重力シンパシーで客席を温めて
M2でゼロサム太陽が来れば、我々の様な口うるさい公演派←も溜飲が下がるコト必至(笑
シームレスなM3〜M4は、ステージのメンバーがみんなキラキラと輝ける選曲。。。
当然ながら、そんな彼女達を見つめる我々も笑顔になっているハズ!!





各曲に対するメンバーの配置にも、外山氏は腐心されたとか。
純粋に感じたのは・・・この公演において、センター常連・選抜常連などの既得権益を感じさせないコト。
一例をあげれば、前述のゼロサム太陽
その歌いだしは、岡田奈々さんと(なんと)清水麻璃亜さんのダブルセンター!!
清水さんなんて、チーム8公演でも中心的なポジションに立つコトは滅多にありませんが
この場においてはそんな事情は一切関係ナシ、立派にその重責に応えていました!


単に佳曲を散りばめただけではなく・・・随所に“仕掛け”があるのもこの公演の特徴。
コレはネタばらしにならないように伏せておきます。
ひとつヒントを残すとしたら、ダジャレを昇華させたと思しきモノがちらほら(笑



公演としての仕上がりは、まだ50パーセント位でしょうか?
恐らくコレは準備不足が最大の要因、全員が揃ってのレッスン時間は相当少なかったのでは?
個々にパフォーマンスを見ると悪くないのですが・・・。
レベリングの問題ですね、不器用太陽のダンスを見れば一目瞭然!
コレは時が解決してくれると信じております。
この公演の熟成に期待したいと思う反面、ホントにこの公演を熟成させて良いのかと言う疑問は残ります。
その本旨は言わずもがな、本来の劇場公演はチーム毎に切磋琢磨して然るべき。。。





様々な可能性・様々なカタチの愛
色んなモノがギッシリと詰まっていた、あっという間の2時間。


素晴らしい公演でした!