AKB48、5周年に向けたお祝いのコトバ

AKB48劇場、オープン5周年おめでとうございます!
諸々の情報を耳にするにつけ、盛大かつ意義のある記念公演が開催出来た様で
観られなかったコトを残念に思うと同時に、ココまでの軌跡に想いを馳せるキッカケとなる
私にとっても、そんな一日になったと思います。。。



あたしが初めてAKB48という存在に触れた時・・・。
その瞬間、『このユニットはある程度大きくなる!』と感じました。
コレはあたしだけでは無く、時を同じくした多くのファンが感じた第一印象だと思います。
見え隠れする超大口スポンサーに名うての広告代理店、そして秋元康と言うネームバリュー
それは表向きのエクスキューズ・・・。
実際あたしの琴線に響いたのは、公演内容と楽曲の『ホンモノ感』
そして何より・・・オープニングメンバー20名のひたむきな姿でありました。。。


当時のユーザー数に比して、明らかにオーバークオリティだった秋葉原48劇場
そこに備わっていたのは、他に類を見ない数々の照明装置と立派な舞台装置
そして・・・全てオリジナルの楽曲と夏まゆみ氏監修のステージパフォーマンス。
その全てに舌を巻き、その先にある『何か』をメンバーと共に夢見ました。



この5年間を振り返れば、あたしなりに色んな想い出が詰まっております。
喜び・悲しみ・驚き・怒り・・・。
あの劇場で、何度笑って何度涙を流したコトでしょうか
でも、今日という日は通過点。。。
まだそのヒトツヒトツを振りかえるのは早いし、何よりキモチの整理がつきません。


以前・・・秋元先生はAKB48は10年のスパンで考えている』という趣旨の発言をされました。
それを額面通り捉えれば、ココがちょうど中間点。。。
折角の機会ですので、これからの5年について私見を語らせて下さい。



前述の通り、ある程度の成功は占えたにせよ
今日あるAKB48の姿を、5年前に予見した人は誰もいないでしょう。
そこには我々の知り得ない、筆舌に尽くせぬ苦難があったにせよ
ここに至った日々は、結果論ですが順調に推移したと理解しています。


『登るのは大変、落ちるのは一瞬』と言いますが


このケースに至っては、登っていくコトの方が実は易しかったのだと思います。
なぜなら・・・そこには夢も希望も未来もあったから。。。



お祝いのメッセージで、あまり悲観的なコトを言うのもアレですが
今日からのAKB48は・・・『おわりのはじまり』ではないでしょうか?
無論今日を境に、即下降線を辿るなんて言うつもりはありません。
まだまだ伸び代はありますし、彼女たちの旬が終わったとは思いません。


エンタテインメントの世界をよく知る、ある60代の尊敬すべき先輩は言いました。
『今のAKB48ファンは、うわべだけを見ているファンが多いですね。』と・・・。
コレは決して否定的な見解では無く、広く浅く市井にAKB48が浸透していると
表現する意味での発言でありました。


当然ですよね・・・。
専用劇場で『知る人ぞ知る』の時代から、今や時代の寵児なのですから。
そんな中、今後も変わらないコトがいくつかあるとあたしは思います。



そのヒトツが・・・『変化と言う名の刺激』ではないでしょうか?
もっと具体的に言うと、サプライズと称される
AKB48特有の、『事件性のある日々の出来事』であります。
オフィシャルブログや劇場公演等において、発信され続けて来た無数のサプライズ的展開事項
コレこそがAKB48の生命線と言っても、あたしは過言で無いと思います。


オープニング当時、そのニュースは他愛のないモノが多くありました。
それこそ『○○ちゃんが学校行事で公演を欠席』とか、それだけで立派なサプライズ。
ファンは・・・『○○ちゃんのユニットは誰が演るのか?』なんて話題だけで
十分に楽しむコトが出来ておりました。
バレンタインデーやシングル曲のリリース日ともなれば、何らかのサプライズが公演において
発動されるのは確実・・・みんな必死で時間の都合をつけて、劇場に馳せ参じました。
そのヒトツヒトツは小さな出来事でも、想い出としては大きなモノになりました。



若干横道にそれましたが・・・。
つまり、あたしが言いたいのは『この先も常にサプライズを発信し続けて行けるのか?』
その一点なのであります。


AKB48と並び称される、平成を代表する某アイドルユニットの場合
その後半話題になったニュースと言えば・・・もっぱら人事に関するコトばかり
語弊があるのは承知の上で。。。
デビュー時のメンバー名は言えても、現有メンバー数やメンバーの名前は
ある程度コアなファンで無い限り、知らないのではないでしょうか?



発信される内容が希薄になったり、そのスピードが少しでも遅れ始めた時
その時は・・・ある種の覚悟が必要になると思います。
恐らく、その時には蜘蛛の子を散らすように若きファン達は・・・。




今は『わが世の春』ですから、何をしても良いと思います。
仮に多少の失敗をしても、それが命取りになるコトも無いでしょう。。。
しかしながら・・・遠くない将来、転機が訪れるコトは火を見るより明らか
その時に、いかにAKB48らしい舵取りが出来るのか


もっと言うなら・・・AKB48らしい、粋な散らせ方を見せて貰えるのか。。。


その瞬間まで、どうやらあたしは目が離せそうにありません。




末筆になりますが・・・。
この劇場を巣立ったOGの皆様、今日もこの舞台の上で研鑽を積む全てのメンバーの皆様
今後ますますのご活躍とご健勝を衷心より祈念申し上げます。。。


ありがとうございました。