48Gを全く絡めない遠征?!

urano_kazumi2015-04-07




大した稼ぎもない身分ながら、昨年は約30万円
一昨年に至っては40万円近い旅費を使って来たあたし。
そのほとんどが、国内各劇場詣でに付随した小旅行ですが
今回は・・・全くソッチ方面が絡んでいない純然たる旅(笑
いわゆる乗り鉄ってヤツですね。。。


そもそもの動機は・・・。
先頃運行を終了した北斗星トワイライトEXPと言う2つの名列車に
とうとう乗車する機会を得られなかったコト。
チケットの入手もさることながら、3月は時間的な余裕も全く無かった。
で・・・4月に入り、2日間ですが自分の時間を持てたので
寝台車のついた定期列車としては、最後の砦となった“急行はまなすに乗車
コレと絡めて、北の大地を列車旅で満喫しようと詰め込んだのがこの結果(笑





●行路票

0546     0654
東鷲宮    品川

0820     0955
羽田     新千歳空港(SKY705便)

1018     1021
新千歳空港  南千歳  (快速エアポート103号)

1046     1241
南千歳    新得   (スーパーとかち3号)

1336     1536   
新得     札幌      (スーパーおおぞら6号)

2200     0619
札幌     青森   (急行はまなす)

0709     0749
青森     弘前

0753     0838
弘前     大館

1004     1150
大館     秋田

1306     1638   
秋田     上野       (こまち22号)



東鷲宮羽田空港 \1,380-
普通列車ロザ      \980-
羽田→新千歳   \12,000-(フレックス)
新千歳→新得   \2,630-
スーパーとかち  \2,120-
新得→札幌    \3,240-
スーパーおおぞら  \2,480-
札幌→大宮     \15,120-
はまなす     \7,780-
こまち      \7,430-



スカイマークの飛行機に乗るのは、およそ3年ぶりの出来事。
無論昨今の騒動は知っていましたが、あたしはそんなコトを気にするタイプではありませんw
LCC利用も視野には入れましたが、成田までの移動コストを勘案すると
この運賃であればスカイマークを利用した方がはるかに便利。
A330のグリーンシートを期待したのですが、騒動の中運用停止に陥っていたのですね。
就航期間は数ヶ月?・・・なんとも勿体ないハナシ。
前回搭乗時は、話題になった“サービスコンセプト”なる書面が全席に配置されていましたが
今回はもちろん外されておりました、もちろん乗務員各位の対応に何の瑕疵もなく
快適に移動させて頂きました・・・。



新千歳空港に着いたのが午前10時目的のはまなす号が札幌を出発するのは、夜も更けた22時・・・。
その間ジャスト12時間、普通であればどこかで観光のヒトツもするのでしょうが
まぁ・・・あたしがそんなコトをするワケも無く(笑
時刻表とにらめっこ、限られた時間で何が出来るかと思慮した結果がこちら
正直申し上げて、新得と言う地に赴く理由は何もありませんでした(汗


乗り鉄のハシクレとしては、いささか不本意ながらJR北海道の管内は未開の地だらけ
そんなもので・・・真っ先に思いついたのが、“非電化の新幹線”と言う異名を持つ石勝線。
営業キロ132.4kmの中で駅数わずか9駅、トマム占冠間に至っては駅間なんと34.3kmと言うコトで
その特異性をご理解頂けるのでは無いかと存じます。


南千歳を出てまもなく・・・車窓はいきなり北海道らしい景色に。
牧場でしょうか? 見渡す限りの草原だったり
あとは・・・ひたすら続く森の中、常に並走する立派な道路以外は何もない世界。
そりゃ駅なんてあるワケないですよね、乗降する人間が全く住んでいない場所なのだから。


あたしが乗り鉄をする大きなファクター。
実は景色とか場所がメインでは無く、そこを走る車両に対する興味が大きかったりします。
ココで言うなら、JR北海道が誇る気動車特急車両であるキハ261系1000番台キハ283系
キハ283で1両あたりおよそ700PS、キハ261に至っては900PS近いモンスターマシン。
首都圏在住のあたしにとって、気動車特急とは出張っても堪能したいご馳走なのです(笑


電車特急と同等以上の性能を狙ったこの車両たち。
残念ながら昨今のJR北海道を取り巻く諸事情で、本来の実力を出し切れてはいないのですが
それでも、高出力エンジンと多段ミッションを駆使して加速する姿は実に勇ましいモノ。
『乗り心地?』・・・そりゃ電車の方が圧倒的に静かだし加減速も滑らか。
でもね、軽油を燃やして一生懸命駆動軸を廻してると思しきエンジン音と振動は愛おしいですよ(笑


本当は道東まで足を延ばしたかったのですが、時間の都合で着地点を新得に。
予想通りまるで人気のない駅前でしたが、名物だと言うソバを供する店が近所にあったのでそこで昼食。



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札幌駅・21:00


札幌都市圏はまだまだ通勤時間帯、およそ10分刻みで各方面への通勤列車が出入りして来ます。
無論東京のそれとは全く違い、殺伐とした感覚は全くありません。
21時40分、その列車はしずしずと入線して参りました。





写真なんて滅多に撮らないあたしでも、このシーンだけは収めてみたくなりました。
ディーゼル機関車に牽かれて、文字通りブルートレイン車両である24系・14系客車で構成された“急行はまなす
うち2両が2段式B寝台車両、あたしが一夜を明かすのは2号車の上段。
横幅は700?はあたしクラスでも十分w
ただ・・・天地はやっぱり足りていないので、深夜の乗り降りは周囲に気を使います。
上段の悲しさで、窓が一切ないので外の景色が全く見えない。
無論夜行ですから・・・もともと見えないのは判っていても。。。



安眠とはいかないまでも、やっぱり寝台車なのでそれなりに
函館駅に着いたのも、青函トンネルを通過したのも全く気付かずorz
目覚めたのは・・・青森到着の20分前でした。






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秋田駅・13:00


ローカルを3本乗り継いで、青森から4時間以上かかりました。
途中・・・大館で83分待ちなんてのも。


後は新幹線で帰るだけ・・・。
どうしてもE6系に乗ってみたかったのと、新在直通区間も未経験だったので。
奥羽線田沢湖線区間、見知っていたつもりですが実際に経験するとまた別の感覚。


端的にいうなら、乗り心地は完全に新幹線のソレなのに景色と速度が在来線。
この区間は基本的に単線ですから、所々で交換停車があります。
在来線なので当然踏切もありますし、秋田〜岩手の県境付近は急峻な山岳区間ゆえ
あまり速度も上がらず・・・スマホGPS読みですが60km/h位しか出ていません。。。


しかしながらE6系の優秀なサスペンションと、ロングレール化されているであろう軌道のおかげで
乗り心地は至って新幹線のソレ、懐の深い揺れ方が実に心地よい。
あの感覚は、ココと山形新幹線でしか味わえないと思います。
そして・・・E6系の座席がまた秀逸、個人的には新幹線普通車の中では最強だと思います。



盛岡ではやぶさとドッキングしてからは、もうあっという間ですね・・・。
こちらもスマホ読みながら310km/hをマーク、東海道新幹線の270km/hとは明らかに速さが違います。
老眼が始まったあたしの動体視力では、もう架線柱が追えませんw






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大宮駅・16:45



9番ホームにカシオペア
前日の朝10:40に、南千歳で出逢ってから16時間ぶりの再会。
こちらは前述の通り北海道から東北地方を迷走、方やカシオペアは札幌で折り返して
上野まで1仕業終え、更にこれから札幌に向かうとか・・・ご苦労様(笑


ココで会ったが何かの縁・・・になるのでしょうか?




以上、オチもまとめのコトバもなしw