乃木坂46 『16人のプリンシパル』 9月4日公演

urano_kazumi2012-09-04

at PARCO劇場(18:00〜20:15)


e+一般先行→E列28番



●出演メンバー(ゼッケン番号順)
01:安藤美雲/02:生田絵梨花/03:生駒里奈/04:市來玲奈/06:伊藤万理華
07:井上小百合/08:衛藤美彩/09:川後陽菜/10:川村真洋/11:齋藤飛鳥
12:斎藤ちはる/13:斉藤優里/14:桜井玲香/15:白石麻衣/16:高山一実
17:中田花奈/18:永島聖羅/19:西野七瀬/20:能條愛未/21:橋本奈々未
22:畠中清羅/23:深川麻衣/24:星野みなみ/25:松村沙友理/26:宮澤成良
27:大和里菜/28:若月佑美/29:和田まあや/30:樋口日奈
※05:伊藤寧々は足の怪我の為挨拶のみ出演


●2部キャスト一覧

 1位 アリス役   高山一実 (231票)
 2位 女王様役   生田絵梨花(212票)
 3位 白ウサギ役  白石麻衣 (205票)
 4位 チェシャ猫役 橋本奈々未(205票)
 5位 帽子屋役   中田花奈 (192票)
 6位 三月ウサギ役 桜井玲香 (189票)
 7位 ドードー鳥役 西野七瀬 (185票)
 8位 イモムシ役  生駒里奈 (183票)
 9位 トランプ1役 松村沙友理(177票)
10位 トランプ2役  斉藤優里 (168票)
11位 トランプ3役 若月佑美 (166票)
12位 トランプ4役 井上小百合(159票)
13位 トランプ5役 衛藤美彩 (157票)
14位 トランプ6役 伊藤万理華 (156票)
15位 トランプ7役 樋口日奈 (151票)
16位 トランプ8役 川村真洋 (151票)

17位 永島聖羅


●劇中使用歌
白い雲にのって
せっかちなカタツムリ
走れ!bicycle
Beginner
左胸の勇気


●アンコール
会いたかったかもしれない
おいでシャンプー



プリンシパル【prínsəp(ə)l】
それは・・・主要な、先頭に立つと言った意味だそうですが
事前告知の通り、そしてこの文字列の通り
わずか2時間10分あまりの公演中に、ソレは凝縮されていました。



冒頭から感想を述べてしまうと・・・。



『リアルとバーチャルの狭間を感じるステージ!』



どこまでがフィクションなのか、あたし如きには全く知るコトが出来ません。




スキームは意外と複雑。。。
まずは入場時に認証IDの記載されたカードと、オーディションメモなる用紙を受け取ります。
定刻になると、特に予告無く始まる第一部がいわゆるオーディションのシーン。
30名が3つのチームに分けられ、ダンス・歌唱のパフォーマンス披露
そして1人ずつの自己アピールタイム・・・。


やがてインターミッションが8分間
その間に観客はケータイを使って投票。
ココがまたややこしくて、投票出来る最大人数は16人まで。
言い方を変えれば、ホントに投票したい1人に絞るコトも可能。
反面、異なる推しのファン同士で相互扶助もありえます。
更には・・・“あなたが選ぶ本日のヒロイン”と言う項目もあり
コレは当然選択肢は1人のみ、しかしこのデータは直接の投票行動には当たらず
投票数が同数のメンバーがいた時のみ、その順位決めに発動されると言うシロモノ
実際、この回に関しては3-4位15-16位が同数でありました。。。
2部のステージに立てるのは16名のみ、その選抜に漏れたメンバーはココで終了。
なんだか6年半前に、どこぞの劇場で実現出来なかったシステムに酷似(?


果てさて・・・ココで配役の決まったメンバーは、紗幕の向こうで衣装に生着替え
同時に台本を頭に叩き込み、マイクチェックまでを白日の下に晒すという趣向。
どうですか、割と厄介でしょう?(笑



一見すると、AKB48で言うトコロの総選挙とじゃんけん大会と組閣とR公演とセレクション
すべて取り込んだような熾烈なシステムに見えるのですが・・・。
ソコはさすがに考えられていて
16枠/1審査員、しかもそこに序列をつけないと言う採点方法によって
メンバーごとの得票数に大きな差が生まれず、しかも下位は簡単に順位が入れ替わるという
実に温情のある手法が取られているのです。。。


とは言え、16枠に入れないメンバーの悲しみは痛いほど伝わって来ます。
今夜の舞台でいえば、市來玲奈は結果発表からアンコール中までずっと泣き腫らしていました。
後に知ったコトですが、この公演を親族が観に来ていたらしく
その前で結果を出せなかったコトが、何よりも居た堪れなかったとか。。。


開演から結果発表まで、およそ1時間30分が経過しています。
お察しの通り、メインであるはずの2部ステージは驚くほどに簡素なモノ
ソコを批判するつもりは無いけれど、もう少しやり方はあるのでは無いかというのが正直な感想。
せっかく配役があるのに、長セリフの応酬と言ったシーンが皆無ゆえ
その有難みも半減してしまっていました。


まだ公演中と言うコトもあるので、個々のメンバーに対する感想は割愛
シングル選抜・非選抜を問わず、メンバー間のスキルの差は決して小さくないと言うのが
偽らざる感想でありました。。。
同時に、残念ながら選にもれたメンバーの中にも
ちょっと目を惹くアピールを出来ていたメンバーがいたコトも、書き添えたいと思います。



アイドルファンは、総じてお涙頂戴に弱いモノ。。。
ソコを知り尽くした秋元センセイだからこそ、こんなスキームを考え付いたのでしょう。


いや・・・ちょっと違う


AKB48劇場における、6年半の壮大なロードムービー
我々が見続けてきた、あの劇場の中で起こった幾千の喜怒哀楽
ソレを咀嚼して、ギュッと押し縮めたのがこの公演の原型


ソコまで言っては・・・『のぼせあがるな!』と失笑されてしまいますかね?(笑



見るべきシーンの多い公演であったと思います。。。